ふられ、泣きわめく 上原岸夫

俺の名前は上原薔薇色(うえはらばらいろ)
見ての通りキラキラネームってやつだ。

こんな名前を付けるなんてどうかしている!
親を恨んでしまうことなど日常茶飯事である。

先日俺は一目ぼれした女子に思い切って告白をした。
その子は入学当初から、男子たちからモテモテだった。

皆 彼女に振られて俺も降られるだろうと思いつつ、「好きだ」という感情が背中を押してくる。

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そうして、なんとか告白をしたんだが、やはり降られる。
これぞモテモテ女王というものなのか..。

非常にショックを受ける薔薇色。

薔薇色「ゲームしてぇ。 もう学校行きたくねぇ。」

といいつつ、不思議と涙が流れる。

薔薇色「ちょっとまてぇ!! 何泣いてるんだおれ!。 だせぇぞ!男だぞ!」

薔薇色「うう。。」

薔薇色は家に帰ってからもずっと泣いていた。
これが男の初恋というものだ。

「男は当たって砕けろ!だろ!」

友達からそんな言葉を受けた。

薔薇色「そうだな。ありがとう。 また新たな恋相手を探すよ」

友達「おお! じゃあな!」

薔薇色「ああ。」

とりあえずこの悲しい気持ちを消し去ろうと薔薇色は必死にスマホを片手に、円周率を唱えた。

3.1415926535897932384626433832795028841971....

薔薇色はどうやら目標100桁覚えるらしい。

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薔薇色は円周率を唱えなんとか感情をおし殺した。

そしてついでに50桁まで覚えてしまった。

いつも通り学校から帰るとき、薔薇色の初恋相手を見ないように下を向き、一人で歩いてるときだった。

一本の木を見つけたのだ。

薔薇色「なんか。。きれいな木だなぁぁ。。」

薔薇色はその木の美しさに取りつかれていくかのように魅了されていった。

薔薇色「この木のように私は美しくなりたい。」
気づけばそんなことを口にしていた。

薔薇色「薔薇色という名前は正直言ってつらいが、これも華々しく育ってほしいという願いなのかもな。」

そう言って薔薇色は、いつも通り円周率を唱えているのだった。

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